2019年6月に発行した日曜メルマガの中からピックアップしました。
【ピックアップコーナー特別編 「損小利大」】
◆損小利大はトレードの理想形
損小利大はトレードの世界でよく使われる言葉です。
利益はできるだけ伸ばして損は小さくするという意味です。
損小の方は、損失が出た時にすばやいロスカットが必要になります。
ストップロスを設定するやり方がよく勧められています。
利大の方は、分割決済で利益を伸ばしていくやり方が有効です。
トレーリングストップの逆指値を徐々に切り上げていく手法もあります。
このあたりは大体どの投資本にも書いてあります。
「損小利大を目指して頑張りましょう!」という感じですね。
さて、、、、、
ここからが本題です。
投資本に喧嘩を売っていきたいと思います(苦笑)
◆損小利大がうまくいかない理由
まず損小利大ですが、私にはまったくいいと思いません。
むしろトレーダーを迷わす「危険牌」だとも感じています。
なぜでしょうか??
私は一時期、損小利大を目指して取り組んでいた時期がありました。
実際にうまくいって、+100、+200と大きな値幅も取れたりもしました。
しかしロスカットがすばやくできませんでした。
また欲を出してしまい、利確チャンスを逃す場合も多々ありました。
結局ナンピンの連続からの特大ロスカットばかり。
成績は一向に伸びませんでした。
実は損小利大ができるのは一部の優秀なトレーダーに過ぎません。
私にはその才能がないので、理想通りにはいきませんでした。
結果的に私は損小利大をやめてスキャルピングに方向転換しました。
そこからトレード成績が目に見えてよくなっていきました。
◆理想のトレードではなく勝てるトレードを!
私が目指しているトレードは「損小利小」です。
利益は+5円~+10円の場合が圧倒的に多いです。
10円デイトレと呼んでいますが、圧倒的に人気はありません(笑)
なぜならば値幅が取れないので面白みに欠けるからです。
トレードの醍醐味の1つが大勝ちすることです。
そのために値幅を少しでも伸ばしたいのは人間の本能でもあります。
だからこそ捨てる。
それがのんたん流です。
私がスキャルピングで長く勝ち続けている理由。
それは、、、、、
「自分の欲望をコントロールできているから」です。
1日+20円を達成した時点で、私はチャートを閉じています。
人が「さあこれから!」と感じる場面で降りている事になります。
なぜならばそれが年間ベースで最も安定して勝てる方法だからです。
理想とはかけ離れていますが、私にとってはベストなやり方です。
大きな値幅を取ることがトレードの目的ではありません。
あなたが最終的に勝つための1番の方法を見つけてほしいと思います。
そのための第一歩は理想という概念を投げ捨てることかもしれません。
人と違った事を躊躇なく行えるようになるのがコツです。
◆最後に
ここまで損小利大、損小利小と2つの考え方を書いてきました。
あなたはどちらの方が自分に合うと感じましたか?
どちらがよくて、どちらがダメという事ではありません。
そしてその先に相場で勝つための答えはありません。
大切なのは自分が最も得意なやり方で勝負をすること。
そして月間成績、年間成績でよい数字を残すことです。
トレードは結果がすべてです。
勝てているのであれば、誰が何と言おうがそのやり方が正解です。
長文のご購読、ありがとうございました。
よい日曜日をお過ごしください。