シストレでよく話題になる「勝ち逃げ」について私の見解をまとめました。もしよろしければ参考にされてみてください。
シストレの特徴
システムトレードはソフトが示すサイン通りに売買を繰り返していくやり方です。私は2013年から始めて現在13年目になります。
成績の方は最初の年は年間マイナスでしたが、2014年以降は12年連続で年間プラス成績を継続しています。非常に優位性が高い手法だと思っています。
ただシストレはどのソフトを使っていても必ず不調期があります。決められたロジックに従ってサインを出している以上、合わない相場のときには負けが続いてしまいます。
逆に言えば、合う相場の時には面白いようにどんどん利益を出せます。勝つときもあれば負けるときもあるというのがシストレの大きな特徴です。
そこでシステムトレーダーの間では、不調期が来る前に勝ち逃げをしてしまう戦術がたびたび話題になっています。
賛成派もいれば、1年間続けないと取れるはずの利益を取り逃してしまうので続けるべきだという反対派もいます。
どちらの意見も正しく答えを出すのは難しいのですが、システムトレーダーの1人として私の見解を書いてみたいと思います。
勝ち逃げと利回りついて
結論から書きますと、私は勝ち逃げに賛成派です。ここ数年は年度途中に勝ち逃げで利益を確定させ、それ以降はシストレを停止しています。
1番うまくいったのが2024年で、年間成績+10000の時点で勝ち逃げをしました。ミニ1枚の運用で利益額はちょうど100万円でした。
使用していたソフトはデイリー2024です。9月に勝ち逃げをしたのですが、10月以降は不調期に突入しました。最終的な年間成績は+4000ほどに落ちました。
勝ち逃げ戦術で+60万円も多く勝てたことになります。もちろんこれは一例であり、続けていってさらに利益が伸ばせる場合もあります。
ただシストレを長く続けるうえで、最も大切なのはメンタルです。連敗が続いて資産がどんどん減っていく場面は可能な限り避けたいところです。
そもそも5万円ほどのシストレソフトを購入して、30万円でも50万円でも利益が出せたのであればそれだけで十分に大成功レベルです。
より大きな利益を追い求めたくなる気持ちは痛いほどわかりますが、それは同時に今出ている利益を減らしてしまうリスクも背負うことになります。
シストレを1年間継続しても、確実に利回りが上昇する保証はありません。そのように考えるとするならば、勝ち逃げで自分を守るという選択肢は十分にありだと思います。
ノートレード期間はよいリフレッシュにもあります。シストレを長く楽しんでいくためにも、勝ち逃げを積極的に活用されてみるのもよいかもしれません。









