システムトレーダーの間で常に話題に上がるシストレソフトの併用と多数決手法について記事にまとめてみました。
シストレソフトを併用するメリット
シストレをしている人を分類すると、主に2つのパターンに分けられます。
まずは1つのシストレソフトだけを使用して、そのソフトが出すサインに従って売買を繰り返すタイプです。
次に2種類以上のソフトを使用して、同時に売買を行ったり多数決でその日のサインを決めたりするタイプです。
シストレソフトを併用することで、シストレを続けていると必ず訪れるソフトの不調期をうまく乗り切れる可能性があります。
システムトレーダーにとって長い連敗や大きなドローダウンほど苦しいものはないので、そこを少しでも回避できるのあればとてもありがたいことです。
逆に絶好調のソフトがあっても、他のソフトが違うサインを出せば利益を取り損ねてしまうデメリットはあります。
信頼できるソフト1つに絞って売買するか、いくつかのソフトを併用することでリスク分散をするか。
この選択はすべてのシステムトレーダーを悩ませる問題の一つと言えます。
もう少し詳しく掘り下げていきます。
ソフトの併用&多数決手法の効果は?
ソフトの併用が効果があるかを確かめるためには運用成績を見るのが最適です。
ただこのデータは特殊でありどこにも公開されていませんので、私の周りにいるシステムトレーダーで検証を進めます。
結果から先に書きますと、約8割の確率で年間成績がプラスになっています。
特に特徴的なのはソフトの併用をしているトレーダー自身が高い満足度を得ていることです。
1つのソフトだけでなく、併用や多数決をすることで「これで負けたら仕方ない」と思える心理的な面が大きいようです。
使用するソフトの種類や本数など課題はあるものの、試してみる価値は十分にあると言える結果です。
ただ私自身は過去にアルゴス225というシストレソフトのみで、100万円を1000万円以上に増やした経験があります。
これは単にアルゴス225がすばらしかったことが要因ですが、併用や多数決が必ずしも必要ではないとも言えます。
どちらがよいかという話ではなく、シストレは自分が納得できるやり方で進めていくのがベストではないかと考えています。
もしよろしければ参考にされてみてください。