シストレを短期間でやめずに、1年間は続けた方がよい理由について記事にまとめてみました。
マイナスが出たらすぐやめる
シストレは同じソフトを使ってサイン通りに売買していれば、全員が同じ成績になります。しかし実際は成績にバラツキが出る場合がほとんどです。
その大きな要因が、マイナスが出たら不安になって運用をやめてしまうトレーダーが一定数存在するからです。
よく誤解されやすいのですが、シストレは毎月勝てるわけではありません。どんなソフトにも必ず不調期があり、連敗が続くような時期が存在します。
知識や経験があるシステムトレーダーであれば、シストレはそういうものだとある程度割り切ることができます。
しかし経験に乏しいトレーダーの場合は、このまま負け続けて資産が減っていくのではないかという恐怖が先行してしまいがちです。
そして運用をやめてしまうというのが定番のコースです。このやり方ですと、シストレで成功するのは極めて難しくなります。
そもそもシストレは短期投資ではありません。1か月や2か月で資産を大きく増やしたいと考えているのであれば、デイトレの方が向いています。
シストレソフトを評価する際には「1年間でどれだけの値幅を取れて、どれぐらい資金を増やせたか?」という考え方で行っていきます。
つまり”2か月連続でマイナス成績になったからこのソフトは全然ダメ”と決めつけてしまうのは判断が早すぎるんです。
私もシステムトレーダーの1人として、やめたくなる気持ちは痛いほどわかります。ただそこで踏ん張れるかどうかがシストレでは重要になってきます。
1年は続けた方はよい理由とは?
もし2か月連続でマイナスとなり運用をやめてしまったケースを想定してみましょう。当然ですが通算成績はマイナスとなりチャレンジは失敗で終わります。
1年間続けた場合でも、通算成績がマイナスになる可能性はあります。2か月でやめた方がマイナスは少なくて済んだというケースもあるかもしれません。
ただしシストレにおいてその可能性は限りなく低いです。なぜならばシストレには不調期がある一方で好調期も必ず存在するからです。
2か月でやめると、好調期を100%取り逃してしまうことになります。おいしいところには乗れずに、嫌なところだけピンポイントでシストレをする。
これでは非常に効率が悪いですし、何のためにシストレをしているのかわかりません。シストレを短期間でやめない方がよい理由はそこにあります。
シストレの売買は「売り」と「買い」しかありません。完全な当てずっぽだとしても2分の1は勝てるわけですし、永遠に不調期が続くソフトは存在しません。
私がメインで使っているのは山本和彦さんが開発したソフトですが、年間成績はずっとプラスを継続しています。
シストレを始める際はマイナスが出ても途中でやめず、1年間は続ける覚悟を持って挑戦するようにしてください。
よい結果が出ることを願っています。