前回の記事で長期投資について書いたところ、読者の方から質問を頂きました。私からの回答とともに紹介します。
Tさんからの質問
いつもブログやメルマガで貴重な情報を教えて下さり、ありがとうございます。
現在私は長期投資に興味があり、日々研究しています。
ただ四季報などを読んでいても、銘柄の数が多すぎてどれを買えばいいのか迷ってしまいます。
のんたんさんは銘柄を選ぶときに何を基準にされていますか?おすすめの銘柄などあれば教えてください。
のんたんからの回答
長期投資の銘柄選びに関する質問になります。
東証プライム市場(旧1部)だけでも1800以上の数がありますので、何を買えばいいのか迷うというのは多くの方が抱えている悩みだと思います。
今回のテーマである銘柄選びの基準ですが、何を求めるかによって答えは変わってきます。
例えば私は安定性を第一に優先しますので、大企業で業績が堅調で配当金を安定的に出しているような銘柄が候補になります。
具体的には三菱商事や三井住友、オリックスなど誰もが知っているような銘柄に分散投資をしています。
ただしこれらの銘柄は安定性こそあるものの、2倍・3倍を目指していけるようなものではありません。
せっかく長期で持つならば、今後の成長が期待できるような企業に投資をする。そんな選択肢も当然ありです。
2021年には東証マザーズ上場のグローバルウェイ(3936)が株価10倍のテンバガーを達成しました。そのほかにも2倍、3倍になった銘柄は数多くあります。
安定性を買うのか、将来性を買うのか。もしくは組み合わせて買うのか。まずはそういった自分なりの方針を持つことから銘柄選びは始まります。
銘柄選びのポイント
ここからは長期投資における銘柄選びのポイントをお伝えします。それは「すべてを当てようと思わない」事です。
私は現在、約50銘柄を保有しています。その中には含み益になっているものもあれば、含み損になっているものもあります。
自分が選んだ銘柄が百発百中で値上がりすればよいのですが、実際にはそんなことはありません。”ハズレは当然引くもの”という考え方をした方がうまくいきます。
ハズレを引いても利益を出す方法があります。それが「分散投資」です。
仮に保有銘柄が値下がりしても、他の銘柄の利益で損失分をカバーすることができます。一方で1つの銘柄に全力投入してしまうと、それはできません。
また可能な限り配当金がある銘柄を選ぶようにするとよいと思います。仮に株価が値下がりしても、長期保有していれば配当金で損失分をカバーできる可能性があるからです。
長期投資の銘柄選びで重要なのは、いかにリスクを分散できるかだと私は考えています。トータルで負けないトレードを目指して頑張ってみて下さい。
まとめ
★まずは自分なりの方針を持つ(安定性?将来性?)
★すべてを当てようと思わないこと。。
★いかにリスクを分散できるかが重要。