2017年の上半期は225先物の寄り引け式シストレソフトのほとんどが年間マイナス収支となりました。一体何が原因なのでしょうか?
9割のソフトがマイナスになる非常事態!
2017年度も前半戦が終了しましたが、私のシストレ成績は過去3年間で最も悪い成績となっています。
昨年度は3本のシストレソフトを併用してすべてのソフトが年間プラスに。合計+6000という運用成績を出すことができました。
今年も大いに期待したのですが、3本中2本が3月の時点で-1000という成績を出して運用を停止する事態に。
残りの1本はどうにか年間プラスをキープしているものの、過去3年間で比較するとプラス幅が最も少なくなっています。
私が監視している寄り引けタイプのシストレソフトは現在20種類ほどありますが、今年発売になったソフトを除くと年間プラスのソフトは2つしかありません。
つまり9割ものソフトが年間マイナス成績で推移しており、寄り引けシストレソフトは氷河期とも言える厳しい状況です。
これまでソフト発売後の成績ベースで勝っていた優秀なシストレソフトも負けてしまっているのが現状です。
一体何が原因なのでしょうか?システムトレーダーの立場からその理由を検証していきます。
成績不振の1番の理由はトレンドレス
この画像は日経平均株価の月足チャートです。赤線よりも右側が2017年度1月から7月までの月足のロウソク足になります。
今年の日経平均は狭いレンジでの保ち合い相場が続いており、18500円~20300円を中心に行ったり来たりを繰り返しています。
1か月単位で見てもロウソク足が小さな月がほとんどで、値動きが小さくトレンドが発生していないというのが今年の相場の特徴です。
一方で寄り引け式シストレソフトの多くは「トレンドフォロー型」で、トレンドに乗って利益を出していきます。
例えば力強い動きで20000円を超えてきたら、買いサインを出してさらなる利益を狙おうとします。
昨年まではこのやり方で高い確率で利益が出ました。トレンドに乗る事は相場で勝つための近道でもあります。
最近では例えばアベノミクスの上昇相場ですね。あのときは買っていれば勝てるようなわかりやすい外部環境でした。
しかし今年の相場はトレンドが不明瞭で、20000円を超えてさらに上げるのではなく逆に売られて下がる場面が目立ちます。
トレンドフォロー型のシストレソフトは、トレンドが発生してこそ力を発揮しますので今年の相場には不向きです。
2017年下半期に向けての展望は?
上半期は不振だった寄り引け式のシストレソフトですが、下半期は復活となるのでしょうか?
そのカギを握るのはやはりトレンドの有無になると思います。上半期のようにトレンドが出ないと苦戦は免れないでしょう。
しかし、相場と言うのはずっともみ合いが続くわけではありません。いつかは必ず上下どちらかに動いてきます。
私の経験上ですが1年間ずっともみ合い相場だったことはないので、後半にかけて動きは出てくるものと思われます。
そうなると去年まで安定した実績を残してきたソフトは、成績を伸ばしてくるでしょう。
今は年間マイナスでも、今年後半でプラスに転換してくるソフトは多く出てくると予想しています。
ただし実力がない(稼げない)ソフトを使っていては、どんな相場でも勝てないので注意が必要です。
2017年後半に向けておすすめのシストレソフトは?
当ブログで最も多いのが「おすすめのシストレソフトを教えてほしい」という質問です。
正直に書くと、上半期はほぼすべてのシストレソフトが不振でしたのでおすすめしづらい状況です。
そんな厳しい外部環境の中で年間プラスをキープして、資産を減らしていないソフトがあります。
私も長くこのソフトを愛用しており、約3年の間に600万円ほどの利益をあげることができました。
2014年に発売されて以降4年連続でプラスを継続しており、今年の相場でもプラスを維持できている数少ないソフトです。
ブログでソフト名を公開すると申し込みが殺到し、現在の利用者に対してソフト使用料の値上げなどの不利益が生じる恐れがあります。
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